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中学生特有の病気(心の方の)/そらまめ 「ど、どうしたのっ? 怪我?! 怪我したのせつなちゃんっ!!?」 「お、落ち着いてブッキー! せつな怪我なんてしてないから!」 「じゃあなんで右目に眼帯を…もしかしてものもらいとか?」 「ううん…それも違うんだよ…」 「?」 休日、いつもの公園で待ち合わせのためみんなを待っていた祈里は、若干疲れた様子のラブと、思いつめたように険しい顔をしたせつなを見つけて思わず駆け寄った。 ものもらいの時などにする一般的な白色の眼帯に思わず手を伸ばす。怪我でも病気でもないならなぜこんなものを… 「っ! 触っては駄目よブッキー!!」 「えっ!? ご、ごめんねせつなちゃん…やっぱり怪我したの…? 大丈夫?」 「ごめんなさいブッキー…でも、この眼帯は取っては駄目なの…外してしまったら、私にも手が付けられないかもしれない…」 「え? え? どういうこと…」 「この右眼にはかつて世界を滅ぼしたと言われている伝説の獣神の力が封印されているの。もしこれが解放されたら私は私でいられなくなってしまう。この街だけじゃなく世界を滅ぼす存在となってしまうかもしれないの。だから、これはいくらブッキーのお願いでも外せないのよ」 「………ほんとにどうしたの」 「ブッキー真顔であたしの顔見るの止めて。あと眼が死んでるよ戻ってきて!」 眼帯をしたせつなはいつものようにドーナツとドリンクを目の前に、やはり険しい顔を崩さない。時折右眼を触りながら、「ぐっ鎮まれっ! お前はまだ出てきちゃいけないっ!」 とか「ふふふっ、私の意識を乗っ取ろうとしてるみたいだけどそうはいかないわよ…」などと小声でぶつぶつ言いながら、たまに左腕もさすっていた。 「ごめんみんなっ、今朝の仕事が押しちゃって遅れちゃった…ってどうしたのラブ、ブッキー、目が死んでるわよ」 「「……」」 「あとせつな、眼帯なんてしてどこか怪我したの? 病気?」 「怪我でも病気でもないんだよ美希たん…」 「ぐぁっ…! また、封印を解こうとやつらが攻撃をっ…! みんな私から離れてっ!!」 「…………病気じゃない。心の」 「ああっ…美希たんの目まで死んだ魚みたいに…」 「ラブ、アレ、説明、ハヤク」 「なんで若干片言な上に命令口調…」 「心を病んじゃってるんだよねきっと…ほら、せつなちゃんって抱え込んじゃう所があるから日頃溜まったストレスがここにきて消化不良をおこしちゃってるんだよ!」 「ブッキー、アタシ何かの雑誌で読んだけど、こういうのって無理やり理解してあげようとすると返ってダメージが大きいらしいわよ」 「せつながああなったの実はよくわからなくて…昨日の夜学校の宿題の調べもので一緒にパソコン使ってたんだけど、あたし途中で寝ちゃって…起きたらあんな感じに…」 「原因はパソコンね」 「そうだね。それしか考えられないよ」 「あ、やっぱりみんなもそう思う? だよねえせつなの口から獣神とか普通でてこないよね…」 三人揃ってせつなを見た。視線に気づかない当の本人は左腕を抑えながら「ぐ、勝手に私の体を操作しようっていうのっ? そうは、させないっ!!」とか言いながらドーナツを掴もうとする左手を反対の手で抑えるというひとり芝居をしていた。この光景を見る自分の目がなんだか濁ったような気がするが、現実から目を背けちゃだめだ!と心の中の葛藤の末、思い切ってせつなに話しかけてみる事にした。 「せつな、よく聞いて。あなたは今病気なの。とても深刻な」 「み、美希ちゃんっ! ストレートすぎるよっ」 「ブッキー、こういう輩には自身を客観的に見るってことが完治させるには必要なのよ」 「美希…わかってるわ自分が病気だってことくらい…でもね、この苦しみは分ける事はできないの。この宿命から逃れるなんて無理なのよ。だから向き合わなくちゃ。現実と」 「なんだろう。合っているようで合っていないっていうか、せつなの現実がよくわからないよあたし…」 「宿命とかって単語があれよね。せつな、あなたのその病気はね、一種の思い込みのようなものなのよ。わかる?」 「ええ。誰にも理解されないって事は分かるわ。だってみんなには、前世の記憶ってないでしょ?」 「ああぁあ…」 「美希たん諦めちゃだめだよっ」 「でも、イースを前世と考えればせつなちゃんには前世の記憶があるって言えるかも…」 「ブッキー真面目に考えちゃダメっ!」 「私の中の力が暴走してしまう前に何とかしないと…」 「せつな落ち着いて!! 今暴走してるのはせつなの妄想だよっ!!」 収拾がつかなくなりそうだったので一旦言い争いは止めました。 その後、どうやっても会話が噛み合わなかったので半ば諦めたように様子を見る事にした面々は解散した。 結局、それからせつながいつものせつなに戻ったのは一週間後の話。 競作2-28は、この事件の「裏」のお話。
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せつなの言葉を聞いた時。 アタシは、良かった、って思った。 嬉しく、思った。 LOVE SOMEBODY 「ラブ」 長い、長い階段を駆け上がる。その行き着く先には、シフォンが待っている。 相変わらず体は重くて、飛び上がることも出来ないけれど、負けていられない。シフォンを助けて、全ての世界を 元通りにする為に、負けられない。 「ねぇ、ラブ」 思いながら駆けあがって行くアタシの隣に並んで来たのは、パッションだった。アタシの名前を小声で呼びながら、 こちらに視線を向けてきている。 「どうしたの? せつな」 アタシは、パッションではなく、せつなと彼女を呼んだ。せつなが今のアタシを、ラブと呼んだから。 つまりそれは、プリキュアとしてではなく、友達として話をするという意味。 「ん――――最後の戦いの前に、ラブにちゃんと言わなきゃいけないと思って」 走り続けながら、アタシを横目で見て、パッションは――――せつなは言う。怪訝そうなアタシの表情に気付いた のだろう、彼女は小さな笑みを顔に浮かべる。 「ホントは、こんな時に言うことじゃないんだけどね――――ありがとう、って、どうしても言いたかったから」 「え?」 「アタシに幸せを教えてくれたこと。アタシを守ってくれたこと。言葉にし尽せないぐらい、ラブには感謝してるわ」 驚くアタシ。けれど、駆ける脚を止めることはしない。走りながら、アタシは黙ってせつなの言葉を聞く。 「貴方がいてくれたから、私は自分の幸せを見つけることが出来た。誰もが、自分の想いを持っていいのだと、気付く ことが出来た――――この世界で管理されていたなら、絶対に気付くことが出来なかったことを、貴方が教えてくれた」 少しだけ、彼女がアタシの方に顔を向けた。その目は、とても暖かい笑みを湛えていた。そう、かつてイースとして、 アタシ達の前に立ちはだかった少女と同じとは思えない程に。 「もちろん、お母さんやお父さん、美希やブッキー、それに四ツ葉町の皆からも色んなことを教わったわ―――― けれど、一番はやっぱり、ラブだから」 だから、ありがとう。 そう言う彼女に、アタシも返す。想いを。 「じゃあ、アタシからもありがとう、かな」 「え? 私、ラブに何かした?」 「せつなから、たっくさん幸せ、もらったよ」 一緒にご飯を食べて、ダンスをして、学校に通って。 せつなと一緒に過ごした時間は、とっても楽しいものだった。 かけがえのないもの、絶対に守らなきゃいけないものと思える程に。 「だから、ありがとう、せつな」 「――――なんだか、照れ臭いわね。けれど――――あったかい」 ありがとう、って素敵な言葉ね。 せつなの言葉に、アタシも大きく頷く。 ありがとう。感謝の気持ち。それは言葉にすればたったの五文字だけれど、とても大きな意味を持つもの。 「それにね、アタシ、嬉しかったんだ。せつなが、メビウスに手を差し伸べたのを見て」 「……ラブ」 「メビウスに、手を差し伸べて、理解し合おうって言ってくれて――――うまく言えないけど、良かった、って思ったんだ」 かつて、せつなはメビウスに忠誠を誓っていた。それを裏切った相手にも、せつなが優しさを見せてくれて、幸せを 共にしようと言ってくれて。 すごく、ジーンとした。 「あれも貴方のおかげよ」 「そうなの?」 「ええ。だって貴方が、敵であった私に手を差し伸べてくれたから」 「――――そっか」 アタシは笑う。せつなも、笑う。 「メビウス様は、私の手を取ってくれなかったけれど――――私、これからも色んな人に手を差し伸べることをやめない。 それがたとえ、敵であっても」 誓うように言って、せつなは後ろを一瞬、振り向く。つられて見れば、彼女の視線の先にはウエスターとサウラーの 二人がいた。 そっか。あの二人も、せつなと美希タンが手を差し伸べたから。 「そうやっていつかは、全ての世界の人達が、皆、手を取り合っていけたら――――」 「うん。そしたら、皆で幸せを分かち合えるね」 繋いだ手から伝わったんだ。アタシの気持ち。想い。 それが、イースであったせつなを助けたのなら、きっと、彼女が助けた人にも、アタシの想いは伝わっていく。 そうすれば、きっとたくさんの人に、愛を届けられるだろう。 「だから――――だから私、精一杯、頑張るわ」 「うん。シフォンを連れ帰って、皆で幸せ、ゲットだよ!!」 笑いあってから、アタシは大きく叫ぶ。 「行くよ、皆!!」 『ええっ!!』 美希タン、ブッキー、せつな。皆の声が、アタシの背中を強く押してくれる。 プリキュアは――――ううん、アタシ達は負けない!! 皆のハートが、力になるんだから!! 思いながらアタシ達は。 シフォンへと続く階段を、駆け上がっていったのだった。
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ねぎぼうの140文字SS【15】 1.ラブせつで『手繰り寄せた糸の先』/ねぎぼう 四つ葉町中を駆け回る。 もう一度その手をとるまでは……。 夕暮れになっても見つからず途方に暮れる。 それでも見えない糸口を手繰り続けた。 ―― 行くあても帰る場所もなく途方に暮れていた。 信じていた光も遠く閉ざされていく様に感じられた。 でも本当の光は…… ――手繰り寄せた糸の先にあった光。 2.ラブせつで『愛してる、って言ったら満足?』/ねぎぼう 「愛してる、って言ったら満足?」 (この世界の人間など……) 「そうだったらあたし本当に嬉しいよ!だってせつなが大好きだもん!」 まさかラブの背中にはまだあの羽根が? 「でも、せつなにもきっと大切な人がいるから……だから、言わなくてもいいよ」 そんな『天使』に目を背けるしかなかった。 3.ラブせつで【いつもとは逆の立場で / 吐息まじりに】/ねぎぼう 「新井白石が行った政治改革は何?」 「え~っと、しょ、しょ、『聖徳太子』!?」 「よく覚えていたね。でも、正解は『正徳の治』だよ」 「あ、そうなのね……」 せつなに勉強を教えるラブ、いつもとは逆の立場の二人だった。 吐息まじりに「はあ……歴史って難しいのね」 (せつなもたまにボケるなあ……) 4.ラブせつで『隣の人』/ねぎぼう 隣の人はその肩にもたれて気持ちよさげに眠っていた。 (起こすのも可哀想だけど、このままじゃ風邪をひくわ) せつなは毛布をかき集めてラブにかけると、頭を膝枕する。 そして自分は壁にもたれ掛かった。 「眠れなかったわね」 でも、この温もりがずっと続いてくれるなら……眠れないことも悪くない。 5.ラブせつで『ご機嫌取りも楽しみのひとつ』/ねぎぼう 「今日もそのペンダントでお出掛けかい?ご機嫌取りも楽しみのひとつのようだね」 「馬鹿なことを。私はメビウス様のお役に立つことを成しとげる。ただそれだけだ」 「ほう。ならそのタートルネックの服はなんだい?」 「こ、これは……作戦のひとつだ」 部屋ではウエスターが鼻血を噴いて倒れていた。 6.ラブせつで『愛に近い執着』/ねぎぼう 「まあいい、これでいつでもあの子に近づける」 「まあいい、次はあの子の変身アイテムを奪ってやる」 「まあいい、次は……」 “イースさん、まさに愛に近い執着ってやつですか?” 「ふん、愛などと虫酸が走る。そもそもこんなものがあるからいけないのだ、こうしてやる!」 「せつな~!」 「ラブぅ」 7.ラブせつで【 特別なフリをして 】 42話のイメージで/ねぎぼう 「ニンジン代わりに食べて、お願い!」 「もう、今日だけよ」 特別なフリをして、私の皿にニンジンのソテーを移させる。 「明日はちゃんと食べなきゃね、ラブ」 「明日もニンジン?」 「いいわね、ラザニアに入れちゃいましょう!」 「お母さん!?」 そうだ、明日から私は…… 「お母さん、肩もませて」 8.ラブせつで『本当、だったり。』/ねぎぼう 「せつなの占い、ぜんぜんデタラメなんかじゃなかったよ」 (占いはデタラメ、だったり……時には本当、だったり。 時々は本当らしいことも混ぜたほうが騙すのに効果があるから) 「占いは当たるかも当たらないも本人しだいよ」 (どんなに騙しても……全部本当のことのなるのだから。羨ましいくらい) 9.ラブせつで『新婚ごっこ』/ねぎぼう 「ただいま!」 「おかえり」 帰ってきて、そこにせつながいるのはとっても幸せ。 でももう少し欲張ってもいいよね? 「『アレ』でお出迎えして欲しいなあ」 「もう、ラブったら」 そう、『新婚ごっこ』でね。 「お風呂にする?ご飯にする?それとも……わ・た・し?」 せつな、顔が紅いよ? 勿論答えは…… 10.ラブせつで『どうせ嘘なんでしょう?』/ねぎぼう 「どうせ嘘なんでしょう? ウエスター。貴方の下手な嘘はもういいわ」 「ウエスターの言っているのは……嘘じゃないんだ、イース」 「サウラーまで!?」 「キュアピーチが……解放記念公園で踊っているんだ、今!」 せつなが窓から公園の方向に目をこらすと、観衆の取り囲む中央に確かにいた。 「ラブ!」 ※崩壊したメビウスタワーの跡地が公園になっていそう、ということで。
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宿題をしているあたしの横で、せつなは机に頬杖をついて、あたしの手元を見つめている。 その細くて白い指が、艶やかな黒髪をもてあそび、おくれ毛を耳にかける様を、あたしは横目でチラリと見やる。 「ラブ。下から二行目の計算、それで合ってる?」 数学の応用問題。計算式を何個か書いて、やっと答えに行き着くかな、と思った矢先、せつなの穏やかな声がかかった。 「え?えーっと・・・。」 焦って筆算をやり直すあたしの横で、せつなが頬杖を解いて身を乗り出した。 再びチラリと見やったあたしの目に飛び込んでくる、綺麗に浮き出た鎖骨のライン。 慌てて目をもう少し上にやれば、前のめりで計算用紙を覗きこむ、長い睫毛・・・。 途端に計算が合わなくなって、あたしは焦ってゴシゴシと、書きかけの式を消した。 せつなは身を乗り出したまま、辛抱強く・・・実に辛抱強く、あたしの計算が終わるのを待っている。 「んー・・・。なんか、ちゃんと割り切れた数にならなかったけど・・・。」 ちっとも自信がないまま計算用紙を見せると、せつなはニコリと笑って、あたしに頷いてみせた。 「そう。落ち着いてやれば、出来るでしょう?じゃあその答えを、次の式に入れて・・・え?ラブ・・・どしたの?」 もう限界だ。あたしはカランと鉛筆を放り出すと、そのまま机の上に突っ伏した。 「ねぇ、せつな。」 自分の声が、くぐもって聞こえてくる。 「あたしなんかと居て・・・せつなは、楽しい?」 ダメだ。こんなこと言ったら、せつなを困らせちゃう。 そう思うのに、思考はぐるぐる空回りして、口からはどうしようもない言葉ばかりが飛び出していく。 「あたし、せつなから見たら余りにもバカで、幼稚でしょ?」 「・・・。」 「こんなあたしに付き合って、せつなが楽しいわけ、ないよね。」 「・・・。」 「あたし、せつなに我慢なんかさせたくない。なのに、あたしなんかじゃ・・・」 「ラブ。」 いきなり、あたしの頭が抱え込まれて、机から離された。 柔らかくて少し冷たい腕の感触を、瞼の上と、首元とに感じる。 「何言ってるの。」 息がかかるくらい近いのに、驚くほど柔らかく響くアルトの声。 「私は、ラブと過ごすどんな時間だって、どんな一瞬だって、楽しいわ。 ラブが一緒にいてくれさえすれば、それだけで、何より幸せよ。」 「せつな・・・。」 せつなが心からそう思っているんだと、あっさりと信じて喜んでしまうあたしは、やっぱり底抜けにバカで幼稚なんだろう。でも・・・。 柔らかく、でもしっかりとせつなの腕に抱え込まれているうちに、少しずつ、気持ちが落ち着いてきた。 ゆっくりと右手を上げて、そっとせつなの細い手首を掴む。 「・・・あたし、メチャクチャ恥ずかしいこと言っちゃったね。」 「ふふっ。でも、家族なら恥ずかしいところを見せても、構わないんでしょう?」 せつなの息が耳を掠めて、少しだけドキドキする。あたしはフッと小さく息を吐いて、ゆっくり、せつなの腕を外した。 (家族、か・・・。) 家族。親友。仲間。そのどれもが当てはまるけれど、どれも少し違うと感じる、せつなとあたしの関係。 二人の関係を端的に表現できる言葉なんて、この世にあるとは思えない。 出会ってからの短い時間が嘘のような、二人の間の、この濃密な関係を。 「・・・最後まで解けたけど、やっぱり割り切れないよ?せつな。」 「いいのよ、これで。割り切れないときのために分数があるんだから、その答えのままでいいの。」 せつなの解説に、そんなものか、と数学のノートを閉じながら、ふと思う。 (数学じゃなくて現実の世界でも、分数のままにしておいて、いいのかな・・・。) 割り切れないのなら、割り切れないままに。一言で言い表せないのなら、言い表せないままに。 ひょっとしたら、それでいいのかもしれない。いや、少なくとも今は、そのままにしておきたい。 出来の悪い生徒の家庭教師を終えたばかりの、まだ机の上に置かれたせつなの白い指。その指に・・・。 あたしは、今度は自分から、指を絡めた。 Fin.
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(これでよし、と…。) 祈里は慎重にゼリーを型から外し、器に盛り付ける。 硝子の器には直径5センチ程の色とりどりの球形のゼリーが並んでいる。 いかにも女の子が喜びそうな可愛らしい見た目と裏腹に、 中身は殆んどが高アルコール度数のテキーラ。ネットで偶然レシピを見付けた。 度数の高いお酒に濃く甘い味を付けて、球形の氷を作る型に入れて、固める。 見た目の可愛らしさに騙されて口にすると…アルコールに慣れていない人は 数個でメロメロに酔い潰れて、ちょっとやそっとの刺激では目も覚めない、らしい。 一部では有名な大人のナンパアイテムだそうだ。 もうすぐせつなが家にやって来る。ひとりで。 少しくらいおかしい、と感じても生真面目なせつなの事だ。 手作りだと言えば残さず食べてくれるだろう。 (ごめんね。) 自分のしようとしてる事。とても現実とは思えない。 良心の呵責と罪悪感。でもそれ以上にゾクゾクするような興奮と高揚感。 でもこうでもしないと、あの人を手に入れる事はできない。 心は、とうに諦めた。だから、せめて体だけでも。どんな卑怯な手を使ってでも。 例えそれが、取り返しのつかないほどの傷を伴うものでも。 「お邪魔します。」 せつなちゃんは相変わらず堅苦しいくらい礼儀正しい。 玄関でお母さんに挨拶したんだから、わたしの部屋に入る時までいいのに。 「今日もラブちゃんは補習なの?」 「そうなの。小テストの結果が悪かったんですって。でもラブったら、 勉強嫌いなのにわざわざ勉強の時間増やすような事するの、どして?」 どうやら、一度で合格すれば余計な時間を使わずにすむのに、そうしないのが 不思議らしい。 皮肉ではなく本当にそう思ってるらしい表情に、少しラブちゃんに同情する。 そううまく行くもんじゃないのよ、せつなちゃん。 暫し他愛ないお喋りに興じる。しかし内心は気もそぞろだ。 「そうだ、おやつ食べない?初めて作ったヤツだから味の保証は出来ないけど。」 何気無いふうを装い、例のゼリーをせつなちゃんの前に置く。 不自然にならないように自分の前にも同じ物を。 ただし、わたしのは本当にただのゼリーだけど。 「これなあに?すごく綺麗ね。」 警戒心のない笑顔で問い掛けられ、少し胸の奥がチクっとする。 「えっとね、少しお酒の入ったゼリーなの。ちょっぴり大人の味?」 「へぇ、ブッキーは何でも器用に出来てすごいわね。」 一つ、スプーンで掬って口に運ぶ。少し、せつなちゃんは驚いた顔をする。 「んっ…、結構、お酒効いてるわね。」 そりゃあ、そうよ。殆んどテキーラなんだもん。 「ホント?ごめんなさい。苦手だったら残してね?」 「平気よ。ちょっとびっくりしただけ。すごく美味しい。」 せつなちゃんは続けて口に運ぶ。 こういう言い方をすれば、彼女は断れない。それを分かってて言うんだから、 ずるいな、わたし。 わたし達はお喋りしながらゆっくり食べる。わたしはもう食べ終わった。 せつなちゃんの器には、後一つと半分。 せつなちゃんの顔を見ると眼が熱っぽく潤み、頬が紅潮している。 会話の受け答えが緩慢になり、かみあわない。 かなり、効いてるみたいだ。 「せつなちゃん、まだ残ってるよ。」 食べさせあげる。そう言ってわたしはスプーンで残りを口に運ぶ。 「あーん、して。」 彼女は虚ろな眼で、素直に口を開く。つるり、とゼリーが滑り込む。 開いた唇から白い歯と、奥にピンクの舌がチラリと見えた。 それがなぜかすごくイヤらしく感じてイケナイものを見てしまったような気分になる。 程なく彼女はわたしのベッドにもたれるようにして、うとうとと船を漕ぎだす。 寝るなら、ちゃんと横にならなきゃ…彼女を気遣う素振りで手を貸し、 そっとベッドに横たえる。 もう、そんなわたしの声も届いていないようだ。 ベッドの感触に安心したのか、すぐに規則的な寝息が聞こえ始める。 それから五分、十分…聞こえるのは彼女の寝息と時計の音。 そして、外に聞こえてしまいそうなくらいの自分の鼓動。 肩を揺すり声をかける。 「……せつな…ちゃん…?」 軽く頬を叩いてみても全く反応しない。 眼が、自然と規則正しい寝息を立てる唇に吸い寄せられる。 (…おいしそう……) ペロリ、と唇を嘗め、ちゅっと音を立てて吸い付く。甘いゼリーの味。 鼻をアルコールの匂いが掠め、自分まで酔ったような気分になる。 制服のネクタイをほどき、シャツのボタンを外して行く。 白い肌が露になり、年に似合わぬ豊かな胸が現れる。 背中に手を回し、ブラのホックを外す。 無理に手を差し込んだせいで、せつなは身動ぎ、軽く呻いて寝返りをうつ。 その隙に半袖シャツの腕からブラの肩紐を外し、ブラを完全に脱がせる。 (綺麗……) 再びせつなを仰向けにして、ゆっくりと乳房を手のひらで包み込む。 柔らかい、それなのに力を入れると指が押し返されそうな弾力のある感触に 祈里は陶然とする。 (気持ちいい……せつなちゃんの胸。) 最初は乳房を撫で回すように、次第に力を加えゆっくりと揉みしだく。 先端が徐々に尖り、ぷつりと手のひらに当たる。 「……ん…んん…、ふぅ…」 吐息に微かに声が混じる。乳首が擦れる度、息が上がってくる。 (殆んど意識ないはずなのに…。) 明らかに感じてるらしい反応に祈里の愛撫が大胆になってくる。 可愛い桃色の乳首は摘まんで捏ねると、だんだん色づき弾けそうなくらい 張り詰めてくる。 唇で挟み、舌でくすぐり、軽く甘噛みする。 「んあ…、はぁっ…あっ…んっ…んぅ…」 祈里の舌が、指が動く度にせつなは切な気な吐息を漏らし、身を捩る。 (…本当に、眠ってるの…?) 反応の良さについ、そんな事を考えてしまう。 でも意識があったら抵抗しないはずないのに。 胸元に顔を埋めたまま、そろそろと太ももを撫で、下着に手を潜りこませる。 秘裂を指でなぞると、そこはもう、蕩けるように熱い。 中指が軽い抵抗を受けながら呑み込まれる。 待ち兼ねたように蜜が溢れ、肉が絡み付いてくる。 くちゅくちゅと卑猥な音を立てて熱く狭い肉の中を探る。 こんなにされても起きないのか…、胸元から顔を上げ、せつなの様子を窺う。 せつなはきつく眼を閉じたまま微かに眉を寄せ、下腹部の感覚に集中している… ように見える。 指を入れたまま、性器の上にある突起を摘まんでみる。 せつなの体がビクンと跳ね、中がきゅうっと締まる。 「…あっ、あっ、あっ…はっ…あんっ…ああっ」 小刻みに体が震え、ひときわ声が高くなってくる。 普段の低く、落ち着いた声とは違う、鼻に掛かった甘えた声音。 確かに同じ声のはずなのに。 ビクッと大きくせつなの体が震え、力が抜ける。 (もしかして、イッちゃった…?) 荒い息遣いで胸を喘がせているせつなに口付ける。少し迷って 軽く舌でせつなの歯を抉じ開ける。 せつなの方から舌を絡めてくる。それに応えるよう、強く祈里も舌を絡める。 ただただ、嬉しかった。自分の拙い愛撫でせつなが達し、口付けに応えてくれる。 「……ラ…ブ、んんっ…ラブぅ…」 心臓を冷たい手で鷲掴みにされた気がした。思わず体が強張る。 せつなはそんな事にも気付かない風に、祈里の背中に腕を回し 愛し気に抱き締める。 (…なんだ…、ラブちゃんと間違えてるんだ。) 道理で抵抗しないわけだ。愛しい恋人の愛撫なら、逆らう理由なんてない。 せつながうっすらと眼を開けそうになる。祈里は慌てて、手のひらで せつなの瞼を覆う。 「……せつな…可愛い。大好き…」 そう、耳元で囁く。 「いい子ね…、お休み……。」 せつなは安心したかのように、また静かな寝息をたて始める。 (これから……どうしようか……?) 祈里はせつなが目を覚ました後の反応を想像する。 自分を抱いていたのがラブではなかったと分かったら……。 信頼していたはずの親友が、自分を騙して犯したのだと知ったら。 (…このくらいで、壊れたりしないよね?せつなちゃんは強いもの。) 祈里は椅子に腰掛け、せつなを見下ろす。 わざと着衣は乱したままにしておく。 (…早く、起きないかな…。) 祈里はゆっくりと微笑みを浮かべる。これからの事を思い浮かべながら。 黒ブキ11へ続く
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(これでよし、と…。) 祈里は慎重にゼリーを型から外し、器に盛り付ける。 硝子の器には直径5センチ程の色とりどりの球形のゼリーが並んでいる。 いかにも女の子が喜びそうな可愛らしい見た目と裏腹に、 中身は殆んどが高アルコール度数のテキーラ。ネットで偶然レシピを見付けた。 度数の高いお酒に濃く甘い味を付けて、球形の氷を作る型に入れて、固める。 見た目の可愛らしさに騙されて口にすると…アルコールに慣れていない人は 数個でメロメロに酔い潰れて、ちょっとやそっとの刺激では目も覚めない、らしい。 一部では有名な大人のナンパアイテムだそうだ。 もうすぐせつなが家にやって来る。ひとりで。 少しくらいおかしい、と感じても生真面目なせつなの事だ。 手作りだと言えば残さず食べてくれるだろう。 (ごめんね。) 自分のしようとしてる事。とても現実とは思えない。 良心の呵責と罪悪感。でもそれ以上にゾクゾクするような興奮と高揚感。 でもこうでもしないと、あの人を手に入れる事はできない。 心は、とうに諦めた。だから、せめて体だけでも。どんな卑怯な手を使ってでも。 例えそれが、取り返しのつかないほどの傷を伴うものでも。 「お邪魔します。」 せつなちゃんは相変わらず堅苦しいくらい礼儀正しい。 玄関でお母さんに挨拶したんだから、わたしの部屋に入る時までいいのに。 「今日もラブちゃんは補習なの?」 「そうなの。小テストの結果が悪かったんですって。でもラブったら、 勉強嫌いなのにわざわざ勉強の時間増やすような事するの、どして?」 どうやら、一度で合格すれば余計な時間を使わずにすむのに、そうしないのが 不思議らしい。 皮肉ではなく本当にそう思ってるらしい表情に、少しラブちゃんに同情する。 そううまく行くもんじゃないのよ、せつなちゃん。 暫し他愛ないお喋りに興じる。しかし内心は気もそぞろだ。 「そうだ、おやつ食べない?初めて作ったヤツだから味の保証は出来ないけど。」 何気無いふうを装い、例のゼリーをせつなちゃんの前に置く。 不自然にならないように自分の前にも同じ物を。 ただし、わたしのは本当にただのゼリーだけど。 「これなあに?すごく綺麗ね。」 警戒心のない笑顔で問い掛けられ、少し胸の奥がチクっとする。 「えっとね、少しお酒の入ったゼリーなの。ちょっぴり大人の味?」 「へぇ、ブッキーは何でも器用に出来てすごいわね。」 一つ、スプーンで掬って口に運ぶ。少し、せつなちゃんは驚いた顔をする。 「んっ…、結構、お酒効いてるわね。」 そりゃあ、そうよ。殆んどテキーラなんだもん。 「ホント?ごめんなさい。苦手だったら残してね?」 「平気よ。ちょっとびっくりしただけ。すごく美味しい。」 せつなちゃんは続けて口に運ぶ。 こういう言い方をすれば、彼女は断れない。それを分かってて言うんだから、 ずるいな、わたし。 わたし達はお喋りしながらゆっくり食べる。わたしはもう食べ終わった。 せつなちゃんの器には、後一つと半分。 せつなちゃんの顔を見ると眼が熱っぽく潤み、頬が紅潮している。 会話の受け答えが緩慢になり、かみあわない。 かなり、効いてるみたいだ。 「せつなちゃん、まだ残ってるよ。」 食べさせあげる。そう言ってわたしはスプーンで残りを口に運ぶ。 「あーん、して。」 彼女は虚ろな眼で、素直に口を開く。つるり、とゼリーが滑り込む。 開いた唇から白い歯と、奥にピンクの舌がチラリと見えた。 それがなぜかすごくイヤらしく感じてイケナイものを見てしまったような気分になる。 程なく彼女はわたしのベッドにもたれるようにして、うとうとと船を漕ぎだす。 寝るなら、ちゃんと横にならなきゃ…彼女を気遣う素振りで手を貸し、 そっとベッドに横たえる。 もう、そんなわたしの声も届いていないようだ。 ベッドの感触に安心したのか、すぐに規則的な寝息が聞こえ始める。 それから五分、十分…聞こえるのは彼女の寝息と時計の音。 そして、外に聞こえてしまいそうなくらいの自分の鼓動。 肩を揺すり声をかける。 「……せつな…ちゃん…?」 軽く頬を叩いてみても全く反応しない。 眼が、自然と規則正しい寝息を立てる唇に吸い寄せられる。 (…おいしそう……) ペロリ、と唇を嘗め、ちゅっと音を立てて吸い付く。甘いゼリーの味。 鼻をアルコールの匂いが掠め、自分まで酔ったような気分になる。 制服のネクタイをほどき、シャツのボタンを外して行く。 白い肌が露になり、年に似合わぬ豊かな胸が現れる。 背中に手を回し、ブラのホックを外す。 無理に手を差し込んだせいで、せつなは身動ぎ、軽く呻いて寝返りをうつ。 その隙に半袖シャツの腕からブラの肩紐を外し、ブラを完全に脱がせる。 (綺麗……) 再びせつなを仰向けにして、ゆっくりと乳房を手のひらで包み込む。 柔らかい、それなのに力を入れると指が押し返されそうな弾力のある感触に 祈里は陶然とする。 (気持ちいい……せつなちゃんの胸。) 最初は乳房を撫で回すように、次第に力を加えゆっくりと揉みしだく。 先端が徐々に尖り、ぷつりと手のひらに当たる。 「……ん…んん…、ふぅ…」 吐息に微かに声が混じる。乳首が擦れる度、息が上がってくる。 (殆んど意識ないはずなのに…。) 明らかに感じてるらしい反応に祈里の愛撫が大胆になってくる。 可愛い桃色の乳首は摘まんで捏ねると、だんだん色づき弾けそうなくらい 張り詰めてくる。 唇で挟み、舌でくすぐり、軽く甘噛みする。 「んあ…、はぁっ…あっ…んっ…んぅ…」 祈里の舌が、指が動く度にせつなは切な気な吐息を漏らし、身を捩る。 (…本当に、眠ってるの…?) 反応の良さについ、そんな事を考えてしまう。 でも意識があったら抵抗しないはずないのに。 胸元に顔を埋めたまま、そろそろと太ももを撫で、下着に手を潜りこませる。 秘裂を指でなぞると、そこはもう、蕩けるように熱い。 中指が軽い抵抗を受けながら呑み込まれる。 待ち兼ねたように蜜が溢れ、肉が絡み付いてくる。 くちゅくちゅと卑猥な音を立てて熱く狭い肉の中を探る。 こんなにされても起きないのか…、胸元から顔を上げ、せつなの様子を窺う。 せつなはきつく眼を閉じたまま微かに眉を寄せ、下腹部の感覚に集中している… ように見える。 指を入れたまま、性器の上にある突起を摘まんでみる。 せつなの体がビクンと跳ね、中がきゅうっと締まる。 「…あっ、あっ、あっ…はっ…あんっ…ああっ」 小刻みに体が震え、ひときわ声が高くなってくる。 普段の低く、落ち着いた声とは違う、鼻に掛かった甘えた声音。 確かに同じ声のはずなのに。 ビクッと大きくせつなの体が震え、力が抜ける。 (もしかして、イッちゃった…?) 荒い息遣いで胸を喘がせているせつなに口付ける。少し迷って 軽く舌でせつなの歯を抉じ開ける。 せつなの方から舌を絡めてくる。それに応えるよう、強く祈里も舌を絡める。 ただただ、嬉しかった。自分の拙い愛撫でせつなが達し、口付けに応えてくれる。 「……ラ…ブ、んんっ…ラブぅ…」 心臓を冷たい手で鷲掴みにされた気がした。思わず体が強張る。 せつなはそんな事にも気付かない風に、祈里の背中に腕を回し 愛し気に抱き締める。 (…なんだ…、ラブちゃんと間違えてるんだ。) 道理で抵抗しないわけだ。愛しい恋人の愛撫なら、逆らう理由なんてない。 せつながうっすらと眼を開けそうになる。祈里は慌てて、手のひらで せつなの瞼を覆う。 「……せつな…可愛い。大好き…」 そう、耳元で囁く。 「いい子ね…、お休み……。」 せつなは安心したかのように、また静かな寝息をたて始める。 (これから……どうしようか……?) 祈里はせつなが目を覚ました後の反応を想像する。 自分を抱いていたのがラブではなかったと分かったら……。 信頼していたはずの親友が、自分を騙して犯したのだと知ったら。 (…このくらいで、壊れたりしないよね?せつなちゃんは強いもの。) 祈里は椅子に腰掛け、せつなを見下ろす。 わざと着衣は乱したままにしておく。 (…早く、起きないかな…。) 祈里はゆっくりと微笑みを浮かべる。これからの事を思い浮かべながら。 3-268へ続く
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【8月21日】 『いろんな意味でピンチ』 タルト「アイタ、アイタタタ……。冷たいもん食べ過ぎて、お腹が痛うなってきたわ」 祈里 「大変! 横になってて、まずお腹を暖めなきゃ」 ラブ 「それって大変なことなの? タルト、大丈夫?」 祈里 「胃が冷えて動かなくなると色んな障害が出るのよ。簡単に考えてちゃダメ!」 せつな「私にもできることないかしら?」 タルト「みんな優しいなあ……おおきに」 せつな「私たちの分のアイスまで食べちゃったお仕置きは後ね」 ラブ 「うん、元気になってからだね」 祈里 「早くよくなってね、タルトちゃん」 タルト「…………………………」 【8月22日】 『天然? 計算?』 祈里「美希ちゃん、海の写真ができあがったよ」 美希「ほんとだ、楽しい思い出がたくさんつまってるわね」 祈里「美希ちゃんの写真は全部ポーズ取ってるね」 美希「まあ、仕事柄ね。ラブは声かけられない限り全然気が付いてないみたい」 祈里「遊ぶ時の集中力がすごいよね」 祈里「せつなちゃんは気が付いてるけど、ポーズは取りたがらないみたい」 美希「恥ずかしいんでしょうね。そう言えばブッキーの写真は少ないわね」 祈里「わたしも恥ずかしいから主に撮る方だったの」 美希(それにしては、可愛らしいポーズ決めまくってるわよね……) 【8月23日】 『今は力を蓄える時』 ミユキ「今日は野外ライブでダンスするの。思いっきりハジケちゃおーっと!」 ラブ 「い~な~ミユキさん。あたしも思いっきりみんなの前で踊ってみたい」 せつな「はじけるって踊り狂うって意味よね。情熱的でいいわね」 祈里 「成熟して割れるって意味もあるみたいよ」 美希 「クローバーにぴったりの言葉ね。アタシたちはまず成熟目指して練習しましょ」 【8月24日】 『それぞれの楽しみ』 せつな「シフォンは暑くてもへっちゃらね」 シフォン「シフォン、夏だいすきー!」 あゆみ「若いっていいわねえ」 圭太郎「僕らも楽しくて仕方ない時期もあったんだが」 ラブ 「今は楽しくないの?」 圭太郎「夏そのものが楽しいとは思えなくなったなあ」 せつな「そうなの……」 あゆみ「大丈夫よ。その分、あなたたちの喜ぶ姿が楽しみになったから」 【8月25日】 『願い星、叶え星』 ラブ 「流れ星を見たら、願い事を3回唱えると願いが叶うんだって。見てみたいなぁー」 せつな「あっ、流れ星よ!」 ラブ 「ホントだ! えっと……」 せつな「消えちゃった……」 ラブ 「あんな一瞬に3回もお願いするなんて……」 あゆみ「それができるくらい普段から強く願えば、必ず叶うって意味なのかもしれないわね」 【8月26日】 『どうしても動物にしたいらしい』 タルト「涼しい部屋でお昼寝すると、気持ちええなぁ……zzz」 せつな「まったく、これじゃあナマケモノね」 タルト「誰がナマケモノやねん! お昼寝はスウィーツ王国の習慣なんや」 祈里 「大丈夫よ、タルトちゃん。ナマケモノってああ見えて働き者なの」 タルト「パインはん、フォローは嬉しいんやけど論点が違うんや~!」 【8月27日】 『夏休みの最後と言えば』 せつな「もうすぐ夏も終わり。楽しい季節はあっという間に終わっちゃうのね」 ラブ 「お盆が終わると夏も終わりって気がするよね。なんだか寂しいね」 あゆみ「ラブの場合は寂しいじゃなくて、忙しい、でしょ。宿題ちゃんとやったのかしら?」 ラブ 「あはは……まだ3日もあるからなんとか……」 せつな「せっかくの感傷が台無しね。しょうがないから手伝ってあげる」 【8月28日】 『良い子は真似しては~』 祈里 「今日はみんなで、残っていた花火をするの。夏休み、楽しかったなぁー」 タルト「見ときや、シフォン。こうやって束ねてやな~まとめて火をつけるんや」 美希 「危ないからやめなさい!」 せつな「タルトは動物なのに火を恐れないのね」 タルト「だ~か~ら~! 動物やないって何回言えば……」 ラブ 「タルト、タルト、尻尾が燃えてるよ!」 タルト「ぎゃあ――!あちち――!」 祈里 「大変! 火傷のお薬持ってくるね」 美希 「これで本当に火が苦手になりそうね……」 【8月29日】 『癒しのお仕事』 ラブ 「今日はクイズ! ブッキーの将来の夢はなんでしょう? 答えは明日!」 美希 「デザイナーなんてどうかしら? ブッキーの服でショーに出てみたいな」 祈里 「嬉しいけど、手芸は趣味でちょっとやってるだけだから」 せつな「じゃあ、コックさんなんてどうかしら?」 タルト「アカン、それだけは絶対あらへん!」 祈里 「タルトちゃん、それどういう意味かな?」 【8月30日】 『名医です』 ラブ 「ブッキーの夢は、お父さんみたいな獣医さん! ブッキーならきっと、やさしい獣医さんになるね」 タルト「そら~、いっぱい食べんとアカンなあ~」 祈里 「タルトちゃん、体形のことじゃないの……」 せつな「正おじさまの目で見つめられると安心するわ。包容力も大事よね」 美希 「おじさんって自信にも溢れてるわね。患畜も安心するんじゃないかしら」 祈里 (お父さんって評判いいんだ。がんばらなくっちゃ……) 【8月31日】 『巡りゆく季節』 サウラー 「夏の終わりは、なんだか少し切ないね」 ウエスター「それは違うぞ! 夏が終わるのではない、秋がやってくるのだ!」 サウラー 「君のそういう前向きなところだけは、大したものだと思うよ」 ウエスター「スポーツの秋、実りの秋、食欲の秋、行楽の秋、秋も楽しいことがいっぱいだぞ」 サウラー 「学びの秋と、読書の秋と、芸術の秋が抜けているのは気のせいかい?」 ウエスター「秋は短いからな、楽しいことだけで精一杯だ」 新-323へ
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私を呼ぶ声が聞こえた。ラブの声だ。暗闇を照らす光が見える。私は光に手を伸 ばす。 「せつなぁ~朝だよ~」 「…」 「早く起きないと、学校遅刻しちゃうよ?」 まだ見慣れないこの光景、もう1ヶ月近く経つっていうのに。それに、またあの 夢を見た。ずっと見ている夢だ。昨日も、その前も。 「…うなされたの?」 ラブが心配そうな表情で私の顔を覗き込んできた。私は首を横に振って、そっと 笑いかける。 この子の笑顔を曇らせるのは、いつからか凄く嫌になった。だから貴女の嫌いな 嘘を吐く様になった。 「大丈夫よ」 「そう?嫌な事があったら、すぐに言うんだよ?あたし達、友達なんだから」 友達という単語にも最近違和感を覚える様になった。友達、親友、って貴女は言 う。最初はそれがとても心地よかったけど、今は違う。なんか…気持ち悪い。 「…ありがとう」 「じゃ、朝ご飯食べよっか!」 「ねぇ、さっき言ってた、学校…って何…?」 「今日から新学期でしょ?せつなも学校行かなきゃ」 「私、学校なんて行った事ないわ」 「でも行かなきゃ!義務教育!」 「ええっ」 「制服も準備しといたよっ、早く着てみてよー」 「ちょ、ちょっとラブ!?」 「あら!似合ってるじゃない、せつなちゃん~」 「でしょでしょ?可愛いでしょ~!」 「……」 まじまじと見られると、なんだか恥ずかしい。私の顔、きっと赤くなってるに違 いない。 朝ご飯を食べて支度をして、家を出た。ラブはどうやら久しぶりの学校が嬉しい のか、鼻歌なんか歌ってる。 「学校って、楽しいの?」 「楽しいよ~!勉強は嫌いだけど、友達とワイワイするのは大好き!」 「友達…」 「大丈夫、最初は不安かもしんないけど、きっとすぐせつなも友達出来るから!」 「……」 ラブは手を差し出してきた。私の好きなあの笑顔で。私は少し躊躇いがちにその 手を取る。これも、何度やっても慣れないし。 ラブの手はいつも温かい。手だけじゃなくて、ラブはどんな時も温かい。近くに いると、私も温かくなる。心地良い。安心する。 ラブはいつだって私を照らしてくれる。温かくて優しい、私の光。 「せんせー、この子が、東せつなだよっ」 ラブに職員室という所に連れて来られた。私はまだ少し混乱の残る頭で、先生と 呼ばれた女性に静かに頭を下げた。 「今日から私が貴女の担任の先生よ、よろしくね、東さん」 「よ、よろしくお願いします…」 「今日からせつなと同じクラスか~、楽しくなりそー」 その後、ラブは先に教室に向かい、私は先生と一緒に後から教室に向かう事にな った。 先生から色々と学校について説明された、なんとなく理解はしたけれど、やっぱ り何かが引っ掛かる。 ここはラブの大好きな学校。ラブの大好きな友達がたくさんいる、学校。なんだ か、胸がモヤモヤしてきた。 「東さんは、得意な科目とかある?」 「…分かりません」 「じゃあ、苦手な科目は?」 「それも…分かりません」 分からない、友達って何? 「転校生の東せつなさんです、みんな仲良くするように」 教壇の上に立つ。三十もの目が私に注目している…恥ずかしい。 だけど一番後ろの窓際の席にラブの姿を発見した。目が合うと、笑顔で手を振っ てきた。 「じゃあ東さんの席は、一番後ろの…」 「はいはーい!あたしの隣!」 「ふふ、あそこね」 私はラブの隣の席に向かった。 その途中、「可愛い」だとか色々と耳に入ってきたけど、なんて反応すれば良い のか分からなかった。 「隣の席だね、せつなっ」 「そうね、ラブが隣で安心だわ」 「分からない事とかあったら遠慮しないで聞いてね」 「ありがとう」 分からない事は、一つだけ。 なんでこんなに苦しくなるの。ラブを見てると、温かいけど切ない。 私は幸せになり過ぎて、欲張りになってるんだ、きっと。これ以上何を望むって いうの。そっか、だからだ。 幸せになり過ぎて私は、心が貧しくなってしまったんだ。 その夜、私はラブの部屋を訪ねた。忍び込んだ、というべきか。 ラブは既に眠っていて、タルトもシフォンも仲良く抱き合って眠ってた。私はラ ブの寝顔を見つめて、溜め息を一つ。 「私は…ラブの友達なの?」 私は嫌なの、友達は嫌。 ラブのたくさんいる友達の一人なら、私はラブの友達になんかなりたくない。な んでこんなに我が儘なんだろ。やっぱり、心が貧しくなってしまったからなのか な。 ぽたり、と一滴、ラブのベッドシーツに吸い込まれた。 「……せつな…」 「あ…」 ラブの目がゆっくり開いた。 「どうしたの…?嫌な夢でも見たの…?」 「ううん、なんでもないわ」 「嘘つき」 ラブは私の手を引く。 「おいで、せつな」 その手に導かれ、私はベッドに潜り込む。そっと抱き締められ、髪を撫でられて 、なぜか胸が苦しくなる私に、ラブは小さく微笑んだ。 「せつなは特別だよ」 「え…?」 「せつなは特別、」 ふわっと唇が塞がれた。 驚いて目を見開く私に、ラブはいたずらっ子みたいな顔で笑った。 「他の友達と違う、せつなは特別な存在なの」 だから嘘は吐かないで、って悲しそうな顔をして言うから、私はラブの胸に顔を 埋めて小さく頷いた。 だけど、本当はラブを独り占めしたいだなんて、恥ずかしくて言えない。 その日はあの夢は見なかった。 私はいつだってラブに守られてる、そんな気がした。 End
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ごくごく普通の、どこにでもあるような家庭だった。ほんのちょっとだけ裕福で、ほんのちょっとだけ敷地が広くて。 うんと優しいお父さんとお母さんの間に生まれた、ごくごく普通の女の子だった。 「お父さん、これは?」 「おまえが、ずっと欲しがっていたものだよ。開けてごらん」 それは、その子の五歳の誕生日のこと。 かねてより、おねだりしていたテディベアのヌイグルミを、お父さんが買ってきてくれたのだ。 テーブルの上には、五本のローソクが並んだ、大きなお誕生日ケーキ。そして、所狭しと並んだご馳走の数々。 そんなものには目もくれず、少女はもらったばかりのヌイグルミに夢中になった。 「テディベアちゃん? クマちゃんでいいよね! ずっと、お友達でいようね」 「大切にするのよ」 いつも一緒だった。雨で家の中にいる日も、お父さんとお母さんの帰りを待つ時間も、ヌイグルミと一緒なら苦にならなかった。 外でも一緒だった。晴れて公園で遊ぶ日も、お友だちと追いかけっこして遊ぶ時間も、ヌイグルミと一緒に手をつないで走った。 寝る時も一緒だった。お勉強する時も一緒だった。ずっと、こんな時間が続くと思っていた。 その時が、来るまでは―――― 『幸せの赤い翼――――おもちゃの国は秘密がいっぱい!?(古き友の呼び声)――――』 ラブ――――ラブ――――ラブ―――― ラブ――――ラブ―――― 誰かの呼び声が聞こえたような気がして、ラブはキョロキョロと辺りを見渡す。 「えっ? 今、なにか言った?」 「どうしたの? ラブ」 「なにも聞こえないわ」 「わたしも、なにも聞こえなかったよ」 「寝ぼけとんとちゃうか? 昨日も夜更かししてたみたいやし」 「失礼ね~、昨日はお部屋のお片づけしてたから」 「普段から、ちゃんとしてないからそうなるのよ」 「いや~、それを言われると……」 明日、公園でフリーマーケットが開催されるらしい。張り紙を見た四人は、不用品を集めて出品することにした。 美希は迷わず山のように、祈里は慎重に見極めて、ラブは、迷った挙句に何も出せずに……。 それでも、しぶしぶ古着や古雑貨などをカバンに詰めていった。 「せつなの準備は進んでるの?」 「私は、不用品なんて持ってないもの。みんなのお手伝いをするつもりよ」 「そっか、せつなちゃんの持ち物は、どれも買ってもらったばかりよね」 「それに、古くなっても売ることなんてできないわ。だから、本当に使えなくなるまで新しい物もいらない」 「ええっ~、どんどん買ってもらって、全部大切にすればいいじゃない」 「そうして、ラブの部屋のクローゼットみたいにごちゃごちゃになるんでしょ? お断りよ」 「そういうラブちゃんも、あんまり新しいもの買わないね」 「それでも物がたまるのは、整理整頓ができてないからよ。整頓の前に整理。不用品を処分しなきゃ」 「だって、全部大切な物だから……。捨てるなんてできないよ」 「そのためのフリーマーケットでしょ? 帰ったら、ちゃんと、もう一度整理するのよ」 「はぁ~い」 出品場所の確認と打ち合わせを終えて、四人は一端家に帰ることにする。 「それじゃ、また後でね」 「夕方、ラブちゃん家に伺うね」 「うんっ! 待ってるね~」 「ラブ。夕方って、フリーマーケットは明日のはずじゃあ?」 「明日の朝は早いでしょ? それなら、せっかくだから今夜はパジャマパーティーやろうと思って」 「パジャマパーティー?」 「えへへ、後のお楽しみ。せつな、今夜は寝かさないよ?」 「ええっ? 一体なんのことなの」 「ふわぁ~あ、結局、今夜も夜更かしかいな。付き合うこっちがもたへんわ」 「ぱじゃま、ぱーてぃー、キュア~」 不思議そうなせつなの表情を横目に見ながら、ラブはメモ用紙を取り出す。 じゃがいも、たまねぎ、カレールウ、それに……。 せつなが横から覗き込む。 「お買い物して帰るのね。メニューはカレーライス? それにしても、ずいぶん量が多いのね」 「そうだよね、ニンジンくらいは減らしても……」 「ダメよ、ラブ。ちゃんと書いてある通りに買わなきゃ」 「それじゃ、あたしの分も食べてくれる?」 「それもダメ。同じだけ食べてもらうわよ」 「ええっ~」 二人は、買い物をするために商店街へと急いだ。 大きな荷物を抱えた美希と祈里が、ラブの家の玄関の扉を叩く。 手持ち無沙汰だったせつなが、真っ先に駆け寄ってドアを開けて出迎えた。 「いらっしゃい、美希、ブッキー」 「美希たん、ブッキー、待ってたよ~」 「ありがとう、お邪魔します。おじさん、おばさん、ラブ、せつな」 「今夜一晩、よろしくお願いします」 「どうぞ、ゆっくりしていってね」 ラブの部屋に着いた美希と祈里は、タルトを押入れの中に閉じ込めて、すぐにカバンからパジャマを取り出して着替えていく。 突然服を脱ぎだして、下着姿になる美希と祈里に、せつなは驚いて目をパチクリさせる。 ラブに事情の説明を求めようとして、ラブも脱いでいることに気が付いた。 「ちょっと、一体なに? 食事も済んでないし、お風呂もまだよ、どういうことなの?」 「いいから、せつなも着替えて。パジャマパーティーなんだから、まずはそこから始めなきゃ!」 一足先に着替え終わったラブが、せつなの部屋にパジャマを取りに行く。 「嫌よ! 私は自分の部屋で着替えるわ。ちょっと、脱がさないでったら!」 「観念しなさ~い、これもコミニュケーションのうちよ」 「わたしたちは、小さい頃からで慣れっこだから」 ラブが戻ってきた時には、下着姿で涙を浮かべて睨んでるせつなと、すっかり着替え終わって苦笑している美希と祈里の姿があった。 「衣服ってのはね、気持ちに影響を与えるの。確かにちょっとだらしないけど、落ち着けるのよね」 「心も身体もリラックスして、ゆったりと時間が流れるのよ」 「フンだ。そんなんで、誤魔化されないんだから!」 「まあまあ、せつな。ふざけっこは仲良しのしるしだよ」 それから、トランプ遊びをした。神経衰弱に、ばば抜き、そして、ポーカー。どれもせつなが圧倒的に強く、罰ゲームで美希と祈里がひどい目にあったのは言うまでもない。 このトランプは、唯一、せつながラビリンスから持ち出したものだった。 「そろそろ夕ご飯の支度しなきゃ。今夜はカレーだよ」 「オーケー、何でも手伝うわ」 「わたし、自信ない……」 「美希は料理するのね?」 「その意外そうな口調は何よ? アタシは調理も得意なんだから」 「完璧って口にしないところが、ポイントよね」 「言ったわね! こうなったら料理勝負よ、せつな」 「受けて立つわ。ラブ以外には負けないんだから!」 「ちょっと、二人とも仲良くしようよ~」 「大丈夫だよ、ブッキー。さあ行こう!」 調理が始まる。ラブは鮮やかな手付きで野菜の皮をむいて、牛肉の下処理に取りかかる。 ジャガイモとニンジンをカットするせつなと、タマネギを刻む美希の包丁裁き対決は……食材選びの時点で決着がついていた。 「いっただきま~す!」 『いただきます』 祈里が遠慮がちに小声で祈りを捧げた後、みんなで夕ご飯をいただいた。 祈里は軽く、美希はもっと軽く、せつなはしっかりと。ラブは、盛り付けは普通だったが……。 「おかわり~」 「ちょっと、ラブ。食べすぎよ?」 「平気、平気。この後、枕投げで運動するんだから」 「どれほど投げる気なのよ……」 「でも、せつなも思ったより食べるのね」 「ラブがこうだもの。つい、つられてたくさん食べちゃうの」 「あっ~! せつなったら、あたしのせいにするんだ?」 「ラブちゃんって、楽しい時ほどたくさん食べるのよね」 「なるほど、せつなと暮らすのがよっぽど楽しいわけね」 「もう、からかわないで!」 賑やかな食事が終わり、それぞれが後片付けに取りかかった時、突如異変は起こった。 バラエティの放送中だったテレビ番組が、臨時ニュースに差し替えられる。 現在、街中から子供たちの玩具が消失する怪現象が起こっています。原因はまだわかっておりません。 販売店からも、各家庭からも、例外なく消えているらしく―――― ただ今、新しい情報が入りました。この現象は、世界各地で起こっている模様です。 また、詳しいことが判り次第―――― ラブ、美希、祈里、せつなの表情が変わる。怪現象、それは即ち、ラビリンスの襲撃を意味していた。 わからないのは、世界各地で起こっているということ。これまで、ラビリンスの攻撃による被害は、街の外に及んだことはなかった。 「ともかく、様子を見に行こう!」 『ええ!!!』 四人は、パジャマに上着だけを羽織って飛び出した。 家の外は、酷い有様だった。 家庭のおもちゃ。外で遊んでいる子のおもちゃ。喫茶店のマスコットや、キッズルームのおもちゃ。もちろん、玩具屋さんの商品も根こそぎ消えていた。 街は、消えたおもちゃを探す人々、警察や玩具屋さんに事情を問い詰める人々、泣き喚く子供たちなどで溢れ返っていた。 建物が壊されることを思えば、それほど深刻な事態とは言えないだろう。しかし、これまでの襲撃とは比較にならないほど被害が広範囲に及んでいた。 何より、全ての子供たちから笑顔が失われるのだ。それは、大人たちの気持ちにも影響を与えて……。 街全体が、暗い雰囲気に包まれようとしていた。 「あなたも、おもちゃを無くしてしまったの?」 「ひっく、だいじな……だったのに。お父さんから……。わあぁーん!」 とりわけ悲しそうにしている小さな男の子に、せつなが近づいてそっと声をかける。 その子はついに堪えきれなくなり、堰を切ったように泣き出した。 「そうなの……。単身赴任で遠くに行ってしまった、お父さんからの贈り物だったのね」 「ひどいっ。こんなこと、許せない!」 「子供たちから、不幸を集めるなんて……」 「心配しないで、私が――――。ううん、プリキュアが、必ず取り戻してくれるから」 せつなの力強い言葉に励まされたのか、その子もようやく泣き止んだ。 とは言え、今回は肝心のナケワメーケの姿が見当たらない。これだけ被害が広範囲だと、居場所の絞込みすらできない。 男の子を家まで送り届けた後、ひとまず帰って対策を立てることにした。 せつなはラブの部屋に戻ると、ためらわずにパジャマを脱ぎ捨て、昼間の服に着替えた。明るい部屋に、雪のように白く美しい肢体が舞う。 先ほど、恥ずかしがっていたのは何だったのかと思うくらい、周りの視線を気にする様子もない。 ラブ、美希、祈里は、顔を見合わせてから、同じように着替えた。 「これだけ広範囲に、一度に働きかける特殊能力……。サウラーのナケワメーケに違いないわ」 「でも、今頃どうして? もう、不幸のエネルギーは必要ないんじゃなかったの?」 「そのはずよ。奴らの目的も、シフォンの奪取に絞られていたもの」 「理由なんてどうだっていいよ! とにかく、早く倒して取り戻さないと!」 「いや、それなんやけどな。どうもラビリンスの仕業やなさそうなんや……」 「どういうこと?」 「よう見てみ? あいつらがやったんなら、クローバーボックスが光るはずやろ」 「確かに、沈黙したままね」 クローバーボックスは、シフォンの危険を知らせる能力を持つ。もしラビリンスの力が働いているなら、その発現地点まで映し出すはずだった。 「でも、ラビリンスじゃないなら、一体誰がこんなことを?」 ラブ――――ラブ――――ラブ―――― ラブ――――ラブ―――― 「ちょっと今、大事な話してるから待っててね。って! また、聞こえたよ!?」 「今のは、アタシも聞こえたわ」 「怖い。まさか、お化けなんじゃ?」 「みんな落ち着いて。確か、そこのクローゼットの中からよ」 「不思議な声……。初めて聞くはずなのに、なんだか懐かしいような」 「ラブ、気をつけて!」 「おともらち、よんでる。キュア・キュア・プリップ~」 ラブが立ち上がり、声の主を確認しようとする。それより早く、シフォンが宙に浮き上がり、額から力を放った。 クローゼットに命中した光は、やがて内部に吸い込まれる。 そして、音もなく扉が開き、中から一体のヌイグルミが飛び出してきた。 ピンク色の、ウサギのヌイグルミ。それが、フワリと宙に浮き、ラブの名を呼ぶ。 かなり古いものらしく、また、かなり使い込んだものらしく、色あせ、ところどころ破れて、中の綿が飛び出してしまっていた。 「ウサピョン!」 「ウサピョンって?」 「あたしが小さい頃に、よく遊んでいたヌイグルミなの」 「ヌイグルミが、なんでしゃべってんねん!?」 「あなただって、しゃべるフェレットじゃない?」 「ちゃうわ! わいは、可愛い可愛い妖精さんや!」 「はいはい、とにかく今はこの子の話を聞きましょう」 美希の言葉に頷いて、ヌイグルミは、今度はしっかりと話しだす。 「おもちゃや人形たちはね、本当に心の通ったお友達となら、お話ができるのよ」 心が通えば、おもちゃだって会話ができる。だから、自分はみんなのことを全部知っているのだと。 もっとも、これほど自然に話せるのは、シフォンの手助けによるものらしい。 「それで、あなたはどうして無事なの?」 「街のおもちゃは、みんな消えてしまったのよ」 「それは、トイマジンと呼ばれるヤツの仕業よ。なぜか、あたしにはその力が届かなかったの」 「なるほど。シフォンか、クローバーボックスの力で守られていたのね」 ヌイグルミ、ウサピョンの話によると、この世界からおもちゃが消えたのは、おもちゃの国に住むトイマジンと呼ばれる者の仕業らしい。 おもちゃの国は、役目を終えたおもちゃが集まって生まれた場所なんだとか。本来は、新しいおもちゃや、大事にされているおもちゃが連れて行かれることはない。 トイマジンはその禁を破り、世界制服の手始めとして、子供たちから全てのおもちゃを奪ったのだ。 「お願い、あたしと一緒におもちゃの国に来て! トイマジンの野望を止められるのは、プリキュアだけなの」 「わかった。あたし、行くよ。だって、ウサピョンは友達だもの。友達を助けるのは当たり前でしょ」 「ちょっと、ラブ! いきなり異世界に飛び込むなんて無茶よ!」 「落ち着いて、ラブちゃん。その国のこと、相手のこと、何もわかってないのよ?」 「行きましょう。ラブ、美希、ブッキー」 「せつなっ!」 「せつなちゃん?」 「この街の子供たちが、泣いている。戦う理由なんて、それだけで十分よ」 せつなの瞳が、闘志で燃え上がる。静かな口調に、返って怒りの深さがうかがえる。震える拳を開いて、リンクルンを取り出した。 美希と祈里も、頷いて立ち上がる。止めたところで、せつなは一人ででも行くだろう。何より、困ってる人々を助けたい気持ちは同じだった。 「行こう! 約束したものね。プリキュアが、必ずおもちゃを取り返すって」 「そうね、覚悟を決めましょう!」 「取り戻そう、わたしたちの手で」 「ウサピョン、おもちゃの国を強くイメージして」 「うん、まかせて」 「おもちゃの国へ!」 アカルンの輝きと共に、四人と一匹と二体は、時空の壁を越えて飛び立った。 おもちゃの国に到着した一行の前に、大きな門が立ちはだかる。建物の外周は高い壁で覆われており、他に出入り口はなさそうだった。 よく見ると、プラスチックのブロックで出来ており、規模の大きさに比べて、威圧感はまったくと言っていいほどなかった。 早速、守衛に問い詰められたものの、ウサピョンが用意していた精密なパスポートにより、事も無く入国が許された。 「ここが――――おもちゃの国?」 「わはっ、なんだかすっごく楽しそう!」 「どこも、とっても可愛い!」 「キュア~」 積み木とブロックで作られた建物には、大小様々な動物のオブジェが飾られている。 床はジグゾーパズルで出来ており、路面にはモノレールやミニカーなどが、縦横無尽に走り回る。 和洋、今昔、ごったまぜの人形やロボットが、自在に街を闊歩する。 どこまでも自由で、奔放で、はちゃめちゃで―――― それは、まるで子供のおもちゃ部屋のようでもあった。 「遊びに来たんじゃないのよ、ラブ。ここはもう、敵の手の内と考えていいわ」 「ごめん、そうだった」 「しかし、なんや、リアリティのない国やなあ」 「タルトがそれを言う?」 「そうよ、お菓子の国の王子のクセに、偏見はよくないわ」 「そんなことまで知っとるんかいな……」 ウサピョンにやり込められるタルトの様子を笑いながらも、せつなは周囲に対する警戒を高めていった。 異世界に慣れているせつなには、この世界に対してもみんなほどの驚きはない。 噴水広場にたどり着いたところで、ウサピョンに向き直る。 「こうしていても始まらないわ。トイマジンというのはどこにいるの?」 「それが、あたしにもよくわからないの」 「だったら、その辺の人に聞いてみればいいよ!」 「そうね」 「果たして、人と言えるかは微妙だと思うけど……」 街の住人たちは、皆、陽気で、声をかけたら親切に応対してくれた。 一緒に遊ぼうと誘う者、探し物があるなら手伝うと名乗り出る者、色々だった。しかし―――― 「アタシたちが探しているのは、トイマジンというの。何か知ってるなら」 「知らない! 知ってても教えるものかっ! もう、構わないでくれ」 「ソンナモノハ、コノマチニハ、イナイ。デテイケ! デテイケ!」 「聞こえない。わたしには質問の意味がわからない。さようなら~」 「みんな、どうしちゃったんだろう? 名前を聞いただけで逃げ出すなんて……」 「ラビリンスにおけるメビウスのように、絶対的な存在なのかもしれないわ」 「あっ、あっちにおまわりさんがいるよ、聞いてみよう!」 「待って! ブッキー」 祈里は、犬のおまわりさんの人形に話しかける。 動物の姿に安心したのか、警戒心も持たずに、単調直入にトイマジンについて質問する。 人懐っこいダックスフンドの表情が、たちまち険しいものとなる。 ワン! ワン! ワン! と、立て続けに吠えると、首に掛けていた笛を思いっきり吹き鳴らした。 それを合図にして、周囲のおもちゃたちが一斉にその場を逃げ出した。 「誰も……いなくなっちゃった」 「ワンちゃんも逃げちゃったね」 「違う――――もう、既に囲まれてるわ」 ザッ、ザッ、ザッ 規則正しい足音が、遠くから聞こえてくる。 その数は徐々に増えていき、その音は徐々に大きくなっていき―――― やがて姿を現す、無数の人形の群れ。 それは、きらびやかな赤い軍服を着て、黒くて長い毛皮の帽子を被る者。 ピカピカと輝く鉄砲や剣を持ち、颯爽と行進する衛兵たち。 おもちゃの兵隊と呼ばれる、この国の軍隊だった 百を超える銃口が、一斉にせつなたちに向けられる。 「はは……じょ、冗談よ、ね?」 「おもちゃのピストルだから、当たっても痛くないとか?」 口を開いた美希と祈里の間を狙って、兵士の一人が威嚇射撃を放つ。 轟音とともに、後ろの噴水の壁が一部砕け散る。 顔色を変えて、せつな以外の全員が両手を挙げる。 帽子に飾りをつけた、隊長らしき者がせつなたちに投降を呼びかける。 「お前たち、一体どこから来た? 街の治安を乱したからには、ただではすまさんぞ」 「治安を乱したって……、あたしたちはトイマジンの居場所を聞いただけだよ!」 「――――反抗の意思とみなす」 隊長の手が垂直に振り上げられ、そして、降ろされる。それを合図に、一斉に銃口がラブに向って火を噴く。 ドン! ドン! ドン! 「きゃっ!」 「危ないっ!」 せつながラブに飛びついて、とっさに弾丸から身をかわす。 「ラブっ!」 「ラブちゃん! せつなちゃん!」 「よくも……、やってくれたわね」 美希と祈里が二人を庇って前に出る。それを押しのけるようにして、怒りの形相のせつながリンクルンを構える。 美希と祈里も、頷いて、それぞれ変身の体勢をとった。 「あくまで刃向かうというのならば、もう容赦せぬぞ」 「容赦なんて、初めからしてないクセにっ!」 「待って!!」 隊長に向って、ウサピョンが抗議する。いよいよ一触即発のムードが漂う中、ラブの声が響く。 「おもちゃの兵隊さんたち、あたしたちをどうするつもりなの? それだけ聞かせて」 「素直に従うなら、おもちゃ城の地下牢に投獄する。処分は、国王様がお決めになる」 「わかった。抵抗しないから、乱暴なことはしないで」 ラブは前に進み出て両手を上げる。それに合わせて、兵隊たちも銃口を降ろした。 「ラブ、このまま捕まっちゃうつもり?」 「何をされるかわからないよ?」 「この数相手じゃ、ウサピョンたちまで守り切る自信がないの。それに、国王様と会えるなら、何かわかるかもしれないでしょ?」 「そうね、いざとなったら変身して逃げ出せばいいわ」 「ついて来い」 幸いにも、拘束するつもりはないようだった。 おもちゃの兵隊に囲まれて、せつなたちは連行される。 おもちゃの国の中央にそびえ立つ、おもちゃのお城に向って。 新-558へ
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登録日:2013/08/01 Thu 12 20 45 更新日:2024/03/31 Sun 12 53 03NEW! 所要時間:約 14 分で読めます ▽タグ一覧 13年冬アニメ 14年春アニメ 1期終盤は鬱展開 BiBi NHK lily_white printemps μ's この漫画が遅い! にっこにっこにー みんなで叶えた物語 みんなで叶える物語 アイドル アニメ サンライズ スクールアイドル スピリチュアルな項目 メディアミックス ラブライブ! 京極尚彦 伝説の始まり 全ての始まり 全てはここから始まった 公野櫻子 初代 原点 原点にして頂点 神アニメ 花田十輝 電撃G'sマガジン 青春ストーリー シリーズの項目はこちら 叶え!私たちの夢―― はじめまして!私、高坂穂乃果! 神田、秋葉原、神保町に囲まれた場所にある、音ノ木坂学院の高校2年生! いま私は、スクールアイドルをやってます! え、ラブライブ!って何のことかわからない? じゃあ、私が説明するね! 『ラブライブ!』は、サンライズ・ランティス・電撃G'sマガジンの三社合同で展開する、 読者参加型のスクールアイドルプロジェクトなんだよ。 定期的に行われる総選挙やファン投票で、読者のみんなの意見を反映して、一緒に成長していくのが特徴なんだ! え、なんでアイドルをやっているのかって? 実は、私たちの通う音ノ木坂学院は、生徒数の減少で廃校のピンチなの! そこで私たちは、『μ's(ミューズ)』としてアイドル活動、通称アイ活(同名のテレ東アニメは関係ないよ)で、 学校を救うためにがんばってます! じゃあ、さっそく『μ's』のメンバーを紹介するね! ■高坂穂乃果 CV 新田恵海 まずは私、高坂穂乃果!μ'sのリーダーをやっています! 自分で言うのもなんだけど、とにかく熱血な女の子! 家では和菓子屋で古くからお饅頭を売っているんだ!よかったら食べに来てね! □南ことり CV 内田彩 次はことりちゃん!私の大切な幼馴染だよ! とても手先が器用で、μ'sの衣装をいつも作ってもらってるんだ! あ、あと、お母さんが学校の理事長をしています! ■園田海未 CV 三森すずこ そしてもう一人の幼馴染、海未ちゃん! 家が日舞の家系で、弓道部でも頑張ってるんだ! μ'sの歌詞を作ってくれてるんだ! ■小泉花陽 CV 久保ユリカ ここからは1年生!まずは花陽ちゃんから! 昔からアイドルに憧れていて、アイドルのことになるととっても真剣! あと、白いご飯が好きみたい!いっしょに食べたいなー ■星空凛 CV 飯田里穂 次はそんな花陽ちゃんの大親友、凛ちゃん! とにかく元気いっぱいな女の子! え、なんか私と似てる?そう言われるとそうかもー ■西木野真姫 CV Pile そしてもうひとりの1年生、真姫ちゃん! ピアノがとっても上手で、μ'sの作曲をしてくれてるんだ! お家は病院で、真姫ちゃんもお医者さんを目指してるんだって! ■矢澤にこ CV 徳井青空 最後は3年生。トップバッターはにこちゃん! ちっちゃくて先輩って感じはしないけど、ここぞというときは頼りになる! 合言葉は「にっこにっこにー」! ■絢瀬絵里 CV 南條愛乃 そして絵里ちゃん!学院の生徒会長なんだよ! ロシア人のクオーターで、とっても美人さんなんだ! 昔バレエをやっていて、ダンスがとても上手なんだよ! ■東條希 CV 楠田亜衣奈 そして最後は希ちゃん!生徒会副会長! スピリチュアルなことが好きで、とっても運がいいんだ! でも、わしわしだけは勘弁して~! っとまあ、こんな感じかな!みんなとっても仲良しだよ! じゃあ次は… ちょっと!穂乃果ばっかりずる~い! って、にこちゃん!? ここからは、私が説明させてくれない? うん、いいよ!じゃあ、にこちゃん、よろしくおねがいします! にっこにっこにー! じゃあ、にこがCDについて説明するにこー☆ 数が多いから畳むわよ! まず、メインの企画となっている『μ's』のシングルよ! 各シングルのセンターは、総選挙で決まるにこー☆ 1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」 センター:穂乃果 2ndシングル「Snow halation」 センター:穂乃果 3rdシングル「夏色えがおで1,2,Jump!」 センター:にこ 4thシングル「もぎゅっと“love”で接近中!」 センター:穂乃果 5thシングル「Wonderful Rush」 センター:ことり 6thシングル「Music S.T.A.R.T!!」 センター:真姫 ナンバリングなし「ミはμ'sicのミ」 Finalシングル 「MOMENT RING」 見てもらったらわかるけど、にこは3rdシングルでセンターだったにこー☆ この他にも、たくさんCDがでてるにこー☆ 興味があったら買ってほしいな☆ ユニットシングル Printemps(穂乃果・ことり・花陽) 1stシーズン:「Love marginal」 2ndシーズン:「Pure girls project」 3rdシーズン:「永遠フレンズ」 4thシーズン:「WAO-WAO Powerful day!」 ゲーマーズTVアニメ一期ブルーレイ全巻購入特典CD:「ぷわぷわーお!」 ゲーマーズTVアニメ二期ブルーレイ全巻購入特典CD:「CheerDay CheerGirl!」 劇場版前売り券付属CD:「MUSEUMでどうしたい?」 BiBi(絵里・真姫・にこ) 1stシーズン:「ダイヤモンドプリンセスの憂鬱」 2ndシーズン:「Cutie Panther」 3rdシーズン:「冬がくれた予感」 4thシーズン:「錯覚CROSSROADS」 アニメイトTVアニメ二期ブルーレイ全巻購入特典CD「Silent tonight」 劇場版前売り券付属CD:「最低で最高のParadiso」 lily white(海未・凛・希) 1stシーズン:「知らないLove*教えてLove」 2ndシーズン:「微熱からMystery」 3rdシーズン:「秋のあなたの空遠く」 4thシーズン:「思い出以上になりたくて」 ソフマップTVアニメ二期ブルーレイ全巻購入特典CD:「同じ星が見たい」 劇場版前売り券付属CD:「乙姫心で恋宮殿(おとひめはーとでらぶきゅうでん)」 デュオ・トリオシングル 穂乃果・凛「Mermaid festa vol.2 ~Passionate~」 にこ・希「乙女式れんあい塾」 ことり・花陽「告白日和、です!」 真姫・海未・絵里「soldier game」 TVアニメ一期関連 「僕らは今のなかで」 「きっと青春が聞こえる」 「ススメ→トゥモロウ/START DASH!!」 「これからのSomeday/Wonder zone」 「No brand girls/START DASH!!」 「Notes of School idol days」(サントラ) 「夢なき夢は夢じゃない」(ブルーレイ1巻付属CD) 「Anemone heart」(ブルーレイ2巻付属CD) 「なわとび」(ブルーレイ3巻付属CD) 「Beat in Angel」(ブルーレイ4巻付属CD) 「にこぷり♥女子道」(ブルーレイ5巻付属CD) 「硝子の花園」(ブルーレイ6巻付属CD、のぞえりRadioGARDENテーマソング) 「LONELIEST BABY」(ブルーレイ7巻付属CD) TVアニメ二期関連 「それは僕たちの奇跡」 「どんなときもずっと」 「ユメノトビラ」 「Love wing bell/Dancing stars on me!」 「KiRa-KiRa Sensation!/Happy maker!」 「Notes of School idol days ~Glory~」(サントラ) 「シアワセ行きのSMILING!」(ブルーレイ1巻付属CD) 「ずるいよMagnetic today」(ブルーレイ2巻付属CD) 「くるりんMIRACLE」(ブルーレイ3巻付属CD) 「Storm in Lover」(ブルーレイ4巻付属CD) 「もしもからきっと」(ブルーレイ5巻付属CD) 「好きですが好きですか?」(ブルーレイ6巻付属CD) 「そして最後のページには」(ブルーレイ7巻付属CD) 劇場版関連 「Angelic Angel/Hello,星を数えて」 「SUNNY DAY SONG/?←HEARTBEAT」 「僕たちはひとつの光/Future style」 「Notes of School Idol Days ~Curtain Call~」(サントラ) 「これから」(劇場版ブルーレイ特典CD) スクールアイドルフェスティバル関連 「タカラモノズ/Paradise Live」 「HEART to HEART!」 スクールアイドルパラダイス関連 「Shangri-La Shower」 『神様と運命革命のパラドクス』関連 「PS3専用ソフト『神様と運命革命のパラドクス』キャラクターソングアルバム・天使たちの福音~feat.μ's〈ラブライブ!〉」 ソロシングル 「ラブライブ! Solo Live! from μ's 園田海未 海色少女に魅せられて」 「ラブライブ! Solo Live! from μ's 南ことり ことりLovin' you」 「ラブライブ! Solo Live! from μ's 高坂穂乃果 ほんのり穂乃果色!」 「Memorial BOX I Solo Live! collection」(前述三人以外のソロシングルをセットにしたCDBOX) 「Memorial BOX II Solo Live! collection」 ベストアルバム 「ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collection」 「ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collectionⅡ」 ラジオDJCD 「ラブライ部 ラジオ課外活動 にこりんぱな テーマソングDJCD」 「ラブライブ!μ’s広報部~にこりんぱな~ vol.1~6」 プレミアムチケット特典CD(現在入手困難) 「ENDLESS PARADE」(4thライブ) 「Dreamin' Go! Go!!」(5thライブ) そして、2013年の冬には念願のTVアニメ第1期が放送!! ブルーレイは、現在も好評発売中だよ☆ そしてそして、なんと、2014年の春からは第2期が放送! 更に更に更に、TVアニメのその後を描いた完全新作の劇場版も2015年6月13日に公開したにこー☆ と、ちょっとグダグダだったけど、興味があったら見てほしいな! にこのファンはまだまだ募集中にこー☆ あ、気になる点があったら、追記・修正してくれるとうれしいな! それじゃ、みんないくにこー☆ μ's、ミュージック、スタート! ライブ実績 μ'sライブ 2012年2月 19日 ラブライブ! μ's First LoveLive!(横浜BLITZ) 2013年1月 3日 ラブライブ! μ's New Year LoveLive! 2013(TOKYO DOME CITY HALL) 2013年6月 16日 ラブライブ! μ's 3rd Anniversary LoveLive!(パシフィコ横浜 国立大ホール) 2014年2月8、9日 ラブライブ! μ's →NEXT LoveLive! 2014 ~ENDLESS PARADE~(埼玉スーパーアリーナ) 2015年1月31日、2月1日 ラブライブ! μ's Go→Go! LoveLive! 2015 ~Dream Sensation!~(埼玉スーパーアリーナ) 2016年3月31日、4月1日 ラブライブ! μ s Final LoveLive! ~μ sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~(東京ドーム) 真面目な説明 要するに、かつて同誌で局地的なブームを引き起こした「シスター・プリンセス」や、 そこから派生した「双恋(フタコイ)」「ストロベリーパニック」「ベイビープリンセス」の系譜の上にあった企画。 今でこそSSAどころか東京ドームをファンで埋め尽くし、BiBiのようなユニットでさえアニメ系楽曲では結構なレベルのヒットをぶっ飛ばす大型プロジェクトになったものの、 企画発表当初は電撃にしては「9人(後に12人)の妹」「恋人全員が5組(後に6組)の双子」「1歳から20歳くらいまでヒロインの年齢が散っている」など、 強烈なアクがないのがアレだったのか、はたまた中の人で当時アニメで活躍していたのがfripSideで浮上しつつあった南條愛乃(ナンジョルノ)と、 キディ・ガーランドで割合目立っていたくらいの内田彩(うっちー)くらいという事もあったか、 あるいは当時音楽推しのアニメはけいおん!!とAngel Beats!が初動十万枚超えラインで争ったまれに見るハイレベルな時期だったことも災いしたか、 電撃・ランティス・サンライズの肝煎りの割にスタートダッシュは最悪であった。 なにせ、昨今の深夜アニメ業界における日常系アニメ作品隆盛のパイオニアを担った「けいおん!」と、 名のあるアニメ業界の人間が肝煎りで多く携わったオリジナルアニメ作品で前評判が高かった「AngelBeats!」相手なのだからそうなるのは止むを得ない。 中の人的な面でいうと、キディ・ガーランド見てなかったらうっちーを分かる人は当時はかなりのマニアックな中の人ファンくらいなものであり、 三森すずこ(みもりん)や徳井青空(そらまる)は今でこそ休む暇も無いと思うほど活躍しているが、 なにせ当時は声優としてのみもりんとそらまるの生みの親とも言える作品であるミルキィホームズシリーズ自体が始まったばかりで、 正直みもりんもそらまるも今と比較すると比べ物にならないくらい知名度が無かった。 1stの売上はそらまるが自虐ネタにするレベル(なんでもコミケで1stのCDが大量に売れ残って、在庫が大量にキャスト声優たちとその関係者に送られてきたとかなんとかだった気がする)であったし、ラブライブ!が電撃・ランティス・サンライズの合同企画ということから、 竹達だの寿美菜子だのをキャストに予測していた手合はけちょんけちょんに言っていた。 しかもあの予測はキャスト公開前からブログで出演をほのめかしていた内田彩だけ正解だったというのが、また…。 今見ると滑稽に感じなくもない。 参考までに、6thシングルのMusic S.T.A.R.T!!は約4万7千枚を売り上げたが、1stと比べると100倍くらいに相当する。 MOMENT RINGでは更に伸びて約10万枚となった。もう何がなんだか。 そう考えると、TVアニメとソシャゲのスクールアイドルフェスティバル(訳してスクフェス)の効果の程がうかがえる。 スクフェスから入った人も多く、SSAライブのオーラスでりっぴーがマラカスを振った意味(アニメED再現)がわからなかったというファンもいたとかいないとか。 良いか悪いかは別にしても、TVアニメとTVアニメ第1期が終わった後にリリースされたスクフェスが上手いシナジーを起こせたといえる。 そして、売れない1stからずっと守り立て続け、アイマスの劣化版だのといった中傷を気にも留めずに地道に布教して、 アニメ直前までにそれなりの勢力を作っていた古参ファンの我慢強さは、覇権だのオワコン連呼だので流行り廃りがクールで変わる最近の業界に一石を投じうるものであろう。 実際、TVアニメ開始前の2012年まではニコニコ生放送といった各媒体に紹介や宣伝もされていたものの、 どこか色物的・あるいはマイナー的な扱いや目で見られることも少なくなかった。 中の人人気で(上っ面だけの人気になってしまうかもしれないが)話題をかき集めようにも、 開始当時のキャストの面子では中の人ファンからの人気を得るのも困難だったのである。 まさに、「みんなで叶えてきた」物語なのである。 …とはいえ大ヒット作品の宿命なのか、勝ち組になってからは作法の悪い奴も見受けられるが。 飯田里穂(元てれび戦士、今でもグラビアやってる)、久保ユリカ(元グラビア、ZOZOTOWNのモデル)、 三森すずこ(元夢の国キャスト・舞台女優)、Pile(歌手)ら意外な?前歴や本職持ちが多い。 最初はこの他業種からの移行組(*1)の声優素人が多いのも槍玉に上がった要因であった。 なにせ、声優としてのキャリアはおろか、声優としての専門教育すら受けていない、あまつさえ本格的な演技経験すら皆無な人も少なくなかったので、 やむをえないっちゃやむをえないが。 このため最初は非常に演技面で辛かったが、最近はかなり上手くなっている。(*2) 特に真姫役のPileの演技に関しては未だに棒は棒なのだが、味が出てきたというべきか。ファンからのあだ名は「棒デレ」である。 ちなみに、電撃連載のキャラとアニメのキャラは結構違う。 電撃企画らしいキマった発言を飛ばすキャラが登場する連載版と、花田大先生やアニメスタッフが一般向けにアレンジしたアニメ版には乖離のある場面も多く、 アニメから入って遡ったファンは面食らう場面も多かったとか。 古参のファンの中にはアニメ版を「メジャーデビューしたμ'sが出演するドラマ」と捉える者もいる。マクロスシリーズかな? アニメ化に伴い半ばなかったことになった設定も多い。学年の設定も実は変わっていたりする。 媒体によって世界線が違うのはメディアミックス作品にはよくあることだが、ラブライブで変えられてきた設定はあまりにも多すぎる。 アニメ制作担当はサンライズ8スタ。舞-HiMEやアイドルマスターXENOGLOSSIAを作ったスタジオである。 アイマスとは変な縁がある。2015年のアニサマで共演してオタクの度肝を抜いた事もあった。 2015年のライブはSSAスタジアムモード(最大三万人規模)で2Days開催となるが、アニメ系のイベントで単一タイトルのものとしては史上最大級となる。 一日あたりならけいおんが同格である。どんだけデカくなったんや… 2015年末にはその勢いのまま、ミュージックステーション・紅白歌合戦出場を果たした。ワオ… NHKはやたらラブライブ!推しであり、アニメの再放送やMJといった歌番組に積極起用していたがまさか紅白にまでブッキングするとは… 2016年3/31~4/1に行われたファイナルライブはなんとあの東京ドームを貸し切って二日間という事になった。 ドームに集った累計人数10万人、関ヶ原の西軍を超える人数である。 ダブりもあるとはいえ、とんでもない規模に育ったものである… 日本ハムは日程変更で4/1だけ静岡の草薙球場に行って東京ドームで4/2から試合をする予定なので、ハムより優先権を持っていた可能性がある。すごいね! まぁ単にプロ野球球団に義務化されている地方巡業(年に数回、地方の球場で試合をしなければならない義務)をやるのにちょうど良いという事もあるだろうが。 ファイナルと銘打ったシングルを発売・ライブを打つが、解散はしていない。一部報道で解散という誤報が流れたくらいである。 明言はしていないので再始動は十分に有り得るように思うかもしれないが、南條愛乃の膝の状態は2015年2月のワンマンからファイナルライブまで、 アニサマや紅白歌合戦、ミュージックステーションといった晴れ舞台すら自粛してもなお非常に悪い上に、 膝の疾患は生まれ持った事情から完治しないというものであり、踊ることで日常生活に支障を来す可能性を高めてしまうという。 8人で続ける…というのは流石にコンセプトから逸れるためあり得ず、このことだけでも実質活動不能と言っていい。 他にも今となってはメンバーそれぞれの活動が目白押し(*3)で予定をつけることが難しくなったこと、 2015年2月に始動した新たな主人公達で描かれる正統続編のラブライブ!サンシャイン!!が2016年夏にアニメ放送開始になるなど本格始動したこと、 何よりTVアニメのμ'sの物語は劇場版を持って綺麗に完結したため、復活の可能性はないとは言わないがそこまで高くはない、と思われていたが… 2019年5月30日、シリーズ9周年を記念したオンライン番組で告知された内容に…… μ'sも出演するラブライブ!フェスの開催決定 が含まれていたのだ!この事実にいつかμ'sが帰ってくると信じ続けた多くのファンが涙した。 鴇田アルミ作画による漫画版も存在し、2012年1月から2014年5月まで『電撃G's magazine』、2014年6月号から2015年3月号まで『電撃G'sコミック』にて掲載され、1年の休載を挟んで2016年3月から再び『電撃G's magazine』で掲載されているが、2017年11月に再び休載され、その後5年近く音沙汰がない状態になってしまっている。 この作品ではA-RISEの通うUTX学院の生徒会長(*4)が実質的な悪役としてμ'sに立ちふさがってくる。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] そういえば、今、Gsの読参企画は何やってるんだろう?ちなみに自分は、シスプリ~ハピレス世代w -- 名無しさん (2017-07-24 08 03 43) スクスタのリリースが決まってからμ'sの復活が濃厚になりつつある。新録ムービーが小出しに公開されてたり -- 名無しさん (2018-04-16 17 57 34) 楽しみっすね -- 名無しさん (2018-05-29 16 33 55) 「アニオタ」wikiなのに異様にラブライブ関連の記事少ないよね… -- 名無しさん (2018-08-02 11 55 22) ↑「俺如きがラブライブについて語るなど畏れ多い」というオタク特有の奥ゆかしさが働いてる可能性が -- 名無しさん (2018-08-02 17 59 42) なんか来年のサンシャインの劇場版でμ's誰かが出てきそう 穂乃花ちゃんが出会った女性シンガーみたいにもしかしたらこのキャラかもって感じに -- 名無しさん (2018-11-04 21 46 40) リアルμ's、まだ活動続けてもいいと思うんだけどなぁ。ワルキューレだって、去年活動続けてたし。Aquorsに活躍の座を譲ったってことなのかしら? -- 名無しさん (2019-01-04 14 50 27) ちなみに三森さんは、当初諦めていたらしい(オールナイトニッポンより -- 名無しさん (2019-07-23 19 25 08) 8月末に、リアルでのスクールアイドルコンテストみたいなのするみたいだけど、公式サイト見てみると、参加グループが載っていないままなんだが大丈夫なんだろうか?汗 -- 名無しさん (2019-07-31 10 21 26) あと、人気が出たのは、時が進むにつれ、キャラデザが変わっていったり、サンライズによってアニメ版のキャラデザになったのも大きいんじゃなかろうか? 失礼だし、初期のイラストレーターさんや、初期デザのファンの人には申し訳ないけど、1stシングル(君とのライブ~)のパッケ絵のままだったら、良くてもGs読者参加企画のアニメ化の枠は超えられなかったと思う。 -- 名無しさん (2019-08-06 11 07 48) みんなかわいい -- 名無しさん (2019-08-06 11 51 58) ↑きわめて同意ーー。 -- 名無しさん (2019-08-06 12 29 30) でも、1年組と2年組は、μs解散後はどうしたんだろうなぁ。芸能活動からは手を引いて、普通の学生に戻ったんだろうか? まぁ、9人の絆は永遠だろうから、それでもOKなのかもしれないけど。 -- 名無しさん (2019-08-07 18 29 15) 舞-HiMEを作った8スタってのを聞いて思い出した。HiMEも乙HiMEも、主人公の相棒は、ラブライブ一期の海未と同じく黒髪だった。HiMEではラブライブと同じロングだったし。 -- 名無しさん (2019-08-20 08 52 24) 平山Pがサンライズ退職したのが気がかり -- 名無しさん (2019-08-20 08 55 04) ちなみにこれもサンシャインも、原作に『矢立肇』がクレジットされていたりする。なんか嬉しいw -- 名無しさん (2019-10-12 12 46 14) 王 の 帰 還 -- 名無しさん (2020-02-25 19 38 57) ミューズ!何故君達のメンバーで半数以上が貧しいものを持っているのか、何故アクアではそこそこバランスが取れるようになっていたのか、何故虹ヶ先は一年生以外豊かになっているのか!その答えはただ一つ。ミューズ!他のアイドルと被らないように貧しくしたら水着回が描きにくくなったので虹ヶ先では発展途上の1年生以外は豊かにしておいたほうが新規ファンが増えると元締めが決定したからだ!ダーッハハハハハハ! -- 名無しさん (2020-07-11 21 11 02) ↑穂乃果「おのーれ、元締め!」海未「許すまじです!」 -- 名無しさん (2020-08-07 09 59 14) もしかして、オワコンですか? -- 名無しさん (2021-01-11 03 51 47) ↑まだだ! まだ終わらんよ!(シリーズは -- 名無しさん (2021-02-25 21 40 04) 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2021-03-22 22 05 26) 今更だけど「北」を冠する子はいないのね -- 名無しさん (2021-09-10 19 34 34) 「ラブライブ!シリーズ」と混合するから誘導かけてはどうだろうか -- 名無しさん (2023-01-10 00 49 57) 途中で送信してしまった -- 名無しさん (2023-01-17 13 25 39) 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-01-18 19 00 48) 報告にあった煽りコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-01-19 23 40 27) 名前 コメント